立つのも歩くのもつらい「仙骨部の痛み」

仙骨は、24個積み重なった背骨の付け根
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立つのも歩くのもつらい「仙骨部の痛み」

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仙骨は、背骨のいちばん下に位置し、骨盤の中心にしっかりとはまり込む“要石”のような骨です。
この仙骨まわりが痛むと、立つのも歩くのもつらい――そんな状態になってしまいます。

仙骨部が痛む背景には、次のような身体の使い方が潜んでいることが少なくありません。


よくある原因

【1】反り腰(骨盤前傾)

骨盤が前に傾き、腰が過剰に反っている状態です。

  • 腰椎に負担が集中する
  • 背中の筋肉が過緊張になる
  • 肩こり・頭痛を併発しやすい
  • 腹圧が抜けやすく、ぽっこりお腹になる

「良い姿勢を取ろう」と胸を張りすぎている方に多く見られます。


【2】臀部の筋肉がうまく使えていない

本来、歩行や立位で身体を支えるのは**お尻の筋肉(大臀筋・中臀筋)**です。

しかし――

  • 太もも前側ばかり使っている
  • つま先重心で踏ん張っている
  • 内股気味に立っている

このようなクセがあると、股関節が内旋しやすくなり、結果として骨盤前傾を助長します。
その負担が、仙骨部に集中してしまうのです。


「正す」よりも「使い直す」

仙骨痛の改善で大切なのは、
無理に姿勢を“矯正”することではありません。

  • お尻が自然に働く感覚を取り戻す
  • 太もも内側と外側のバランスを整える
  • 腹圧がふわっと入る呼吸を身につける

力で締め上げるのではなく、
身体の中心が静かに整う感覚を育てることが回復の近道です。


日常で見直したいポイント

  • 立つとき、つま先に体重が乗りすぎていないか
  • 座るとき、腰を反らせすぎていないか
  • 歩くとき、太もも前側ばかり疲れていないか

“がんばって姿勢を作る”のではなく、
少し揺らぎを許しながら、臀部が自然に働く状態を探ってみてください。


こんな場合は医療機関へ

  • 歩けないほどの足のしびれ
  • 排尿・排便障害
  • 強い麻痺や感覚異常

これらがある場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。


仙骨の痛みは、
「がんばりすぎた姿勢」からのサインであることも多いものです。

力で立つのではなく、
身体の中心から静かに支える立ち方へ。

そこに回復の入口があります。

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