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腰痛のカギは「大腰筋」──座りすぎ時代のインナーマッス
なぜ「大腰筋」が腰痛のカギになるのか?
腰痛を訴える方の多くに、**大腰筋(だいようきん)**の硬さが見られます。
大腰筋は、
- 胸椎12番(T12)
- 腰椎1~5番(L1~L5)
から始まり、太ももの付け根(小転子)に付着するインナーマッスルです。
骨盤の内側から始まる腸骨筋と合わせて「腸腰筋」とも呼ばれます。
大腰筋の役割
- 股関節の安定
- 歩行時に脚を前に出す動き
- 体幹の深部安定
つまり、「立つ・歩く・姿勢を保つ」ための中心的な筋肉です。
座りすぎが腰痛をつくる理由
長時間座っていると、大腰筋は縮んだ状態で固定されます。
その状態で急に立ち上がると、
- 縮こまった大腰筋が腰椎を引っぱる
- 骨盤と背骨の連動がぎこちなくなる
- その結果、腰部に痛みが出る
という流れが起こりやすくなります。
単に「腰が悪い」のではなく、
股関節と背骨の間にある深部の硬さが背景にあるケースが少なくありません。
改善のヒントは「伸ばす」だけではない
もちろん、
- こまめに立ち上がる
- 軽いストレッチを習慣にする
- ドローインなどの体幹トレーニング
も有効です。
ですが大切なのは、
骨盤と背骨の動きがなめらかに戻ること。
当院では、
無理に伸ばすのではなく、
「動きの連動を取り戻す」ことを重視しています。
ご自宅でできる
【ひじ立て上体倒しストレッチ】
※めまいのある方、強い痛みがある方は無理をしないでください。
〈1〉
うつ伏せになり、ひじを立てます。
片脚をカエルのように横へ曲げます。
※腰がつらい場合は、上体の角度を低めに。
〈2〉
ひじを支点に、体を左右へゆっくり倒します。
肩が床に近づくように動かします。
30往復ほど行ったら、脚を交代します。
成功のサイン
体を倒したときに、
骨盤から背骨がじわっと伸びる
お腹の奥が広がる感覚がある
と感じられれば、大腰筋が自然にゆるみ始めています。
無理に「効かせよう」とせず、
呼吸を止めずに、ゆったりと行ってください。
まとめ
腰痛は、
「腰そのものの問題」とは限りません。
- 座りすぎ
- 股関節の硬さ
- 深部筋の緊張
こうした積み重ねが、じわじわと影響しています。
焦らず、
やさしく、
動きを取り戻していきましょう。
気になる方は、施術の際にお気軽にお声がけください。

