妊娠初期に多くの方が経験する「つわり」。
「なぜ気持ち悪くなるの?」「一人目より二人目のほうが重いのは?」
「酸っぱいものが欲しくなるのは?」「整体は安定期まで待つべきなの?」
そんな疑問を“自然体”の視点から、やさしく紐解いてみます。
1|つわりは「異物反応」ではなく、体内システムの総合調整反応
赤ちゃんは〈異物〉ではありません。
しかし、母体にとって“今までなかった環境変化”は確かに大きい。
妊娠すると、母体は以下のような劇的変化に晒されます。
- ホルモン分泌が大幅に変わる(hCG、黄体ホルモンなど)
- 血液量が増える(最大で約1.5倍)
- 体温調整が変化する
- 栄養配分が“二人仕様”に切り替わる
- 免疫システムが“攻撃モード→保護モード”へ変更される
この総合的な環境変化に自律神経がアップアップし、
『気持ち悪い』『だるい』『匂いがダメ』という形で表現されるのが、つわり。
つまり…
✔ つわり = “内部環境の大規模リニューアル”に対する正常反応
✔ 赤ちゃんを守るための身体の賢い働き
✔ 自律神経の敏感さが前面に出ている状態
2|「1人目より2人目のつわりが重い」その理由は?
これには明確な“ある傾向”があります。
理由①:1人目妊娠後の身体の回復が不完全
- 出産や育児の疲労
- 睡眠不足
- 骨盤・肋骨・横隔膜のゆがみ
- ホルモンリズムの乱れ
これらが2人目妊娠時に残っていると、身体は“変化に耐える余力”が不足してしまう。
理由②:自律神経がすでに疲弊している
多くのママは1人目育児で…
- 24時間の緊張
- 抱っこによる筋疲労
- 睡眠断片化
- 栄養の偏り
- 産後うつ・不安による神経過敏
などを経験します。
→ この“積み残し”があるほど 2人目のつわりが重くなりやすい。
理由③:妊娠への身体の慣れ=逆に敏感さが出る場合も
ホルモン変動が強めに出やすくなるケースもあるとされています。
3|酸っぱいものを欲しがる理由
これは非常に理にかなった自然反応です。
●理由①:胃酸と消化機能の調整
妊娠初期は消化力が落ちるため、
酸味(クエン酸)は胃腸の働きをスムーズにする。
●理由②:肝臓への負担を軽減
酸味は代謝を助け、肝臓の疲労を和らげる。
●理由③:自律神経の“迷走神経”が整う
酸味刺激は迷走神経を整え、
吐き気・気持ち悪さを軽減する働きがある。
●理由④:防衛本能(食中毒予防説)
初期は免疫が落ちるため
酸っぱい・塩っぱい・辛いもの=“腐りにくい”ものを好む説もある。
4|ニュートラルゾーンセラピーは、つわりに有効なの?
答え:過剰刺激を避けた“神経の鎮静”は非常に相性がよい。
つわりは「内的ストレス × 自律神経の過敏」が原因。
ニュートラルゾーンセラピーはまさに…
✔ 微細な圧
✔ 内受容感覚の回復
✔ 過緊張の自律神経の沈静
✔ 横隔膜・肋骨・仙骨まわりの呼吸運動の調整
これらを“やさしく、自然体に戻す”手法。
これは妊娠初期のデリケートな神経状態とも絶妙にマッチします。
●つわりの軽減につながる理由
- 横隔膜の緊張がゆるむ
- 迷走神経が整う
- 吐き気が減りやすい
- 「体内環境の混乱」が緩和される
一般の揉みほぐしのように強圧・伸ばしすぎ・ボキボキは
自律神経をさらに乱すため不向きです。
5|整体は安定期まで待つべき?
一般的な“もみほぐし・バキバキ系”は《待つべき》が正解。
理由:
- 強圧で血圧や子宮収縮に影響の可能性
- 経過不明の施術者が多い
- 横向き姿勢で腰背部を圧迫しやすい
一方で:ニュートラルゾーンセラピーは妊娠初期からOK
条件:
- 刺激が微弱
- 神経系を鎮める技法
- うつ伏せ・仰向けの長時間は避ける
- 無理な関節矯正がない
妊娠初期こそ「神経を静めて内部環境の混乱を整える」ケアが有効。
まとめ|自然体妊娠のポイント
**●つわりは身体の“総合調整反応”。
身体が赤ちゃんを守るための賢い働き。**
●2人目が重いのは、身体の「積み残した疲労と自律神経の消耗」。
●酸っぱいものを好むのは、迷走神経・消化・肝臓を助ける“自然な選択”。
**●ニュートラルゾーンセラピーは初期から相性がよい。
無理な刺激はNG、微細な神経調整は安心。**
当院では2007年から産前産後マタニティ整体を提供してきました。当院オリジナル技術であるニュートラルゾーンセラピーは「触れるだけ揺らすだけ静かに微かに動かすだけ」の身体への負担が極めて少ない施術技法です。高ぶった神経を鎮め自律神経のバランスを整えますので妊婦さんの「つわり」や臨月・出産直前の痛みや不調にも安全に提供して参りました。一般点的な揉んだり押したり捻ったりする整体とは全く異なりますので「整体は安定期のみ」というご心配には及びません。妊婦さんもお気軽に当院にご相談ください。
村井雅紀(ムライマサノリ)
ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長。整体院としては延べ8万人を施術。独自の「ニュートラルゾーンセラピー」を開発し、身体構造と心理・動作の関係から「自然体で生きる」を提案。

