2026年 令和八年・午年の年頭に

2026年令和8年 午年の干支にちなんで
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ことしは午年。さてどのような一年に?

2026年令和八年・午年の年頭に、本格介護元年として迎えた日々を振り返り、母との暮らしや整体院に集う方々の姿から、動き続ける時代に必要な身体と心の立て直しを綴ります。

本格介護元年として迎えた年明け

2025年の年の瀬も、2026年の幕開けも、
私にとって強く刻まれたのは「本格介護元年」という現実でした。

昨年まで、
お節料理をお重に整え、明治神宮へ初詣に出かけ、
毎日欠かさず手料理をし、八千歩を歩き、読書を続けていた九十歳の母。
その母が、今は歩行器にしがみつきながら、ようやく足を運ぶ日々を送っています。

急激な変化と、暮らしの組み替え

昨年夏、熱中症で緊急搬送されて以降、
母は急激にやせ衰え、杖を持ち、ウォーキングストックを使い、
年の瀬には歩行器と介護ベッドを導入することになりました。

今年のお正月は、お節料理をデリバリーで済ませ、
お雑煮は、私が生まれて初めて仕立てました。
焼きものや煮物を少し添え、炊飯だけは母が辛うじて続けています。

台所に立って見えた、母と世の主婦の姿

母の居宅で四日間、キッチンに立ち、始末をしながら、
この母も、そして世の主婦のみなさまも、
平日も週末も、盆も正月も休むことなく、
家族のために尽くし続けてこられたのだと、
あらためてその偉大さとご苦労を思いました。

過去の言葉を、いま受け取り直す

かつて母から、
「腱鞘炎になったのはお前のせい」
「乳がんになったのはお前のせい」
そう言われたとき、私は大きな衝撃を受けました。

けれど今、こうして日々を共にしていると、
それも無理はなかったのだと思わざるを得ません。
母は辛かった。
母は、頑張り続けてきた。
弱音を吐くことなく、辛い日でもキッチンに立ち続けてきたのです。

整体院に集う人たちの共通点

整体サロンにお越しになる方々は、
ちょっとした違和感や不調の調整を求める方から、
どこへ行っても解決しなかった、
長期にわたる難治性の慢性症状を抱えた方までさまざまです。

そして共通しているのは、
仕事や家庭で重い責任を背負い、
骨身を削りながらも、なお奮闘を続けてこられた方々であるということ。

心優しく、タフで、頑張り続けてきた方々が、
ようやく身を委ね、余白を取り戻しに来てくださる。
その場所が、私の整体院なのだと感じています。

午年に描く、もう一つの「馬の姿」

「馬車馬のように働く」
そんな言葉もありますが、
私が今年胸に描いているのは、
悠然と、雄々しく、草原や海岸線をダイナミックに疾駆する馬の姿です。

時に立ち止まり、草をはみ、
軽やかに歩き、また走り出す。
そのような自在さをもって、この一年を生きていきたいと思っています。

動き続ける時代のなかで

昨年末までに方向づけ、仕立て始めた整体院のリニュアルも、
一歩、また一歩と進めながら、
地域のみなさま、そしてご縁あるみなさまの
健やかで心豊かな生活のお手伝いができるよう、
今年も日々研鑽を重ね、歩み続けてまいります。

今年はまた、これまでにも増して、
世の中全体が大きく、そして速く動く一年になるようにも感じています。
だからこそ、足元を確かめ、呼吸を整え、
自分自身の軸を見失わずに日々を重ねていくことが、
いっそう大切になるのでしょう。

結びに

どうか皆さま、まずは深くご自愛なさって、
豊かに実りある一年となりますように。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

当院は本年も、急がせず、煽らず、一人ひとりが自分のリズムを取り戻すための「立て直しの場」であり続けます。

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